月曜は、保育園に送って行くようになってから初めての本格的な雨だった。雨は保育園の送り迎えを考えた時の大きな懸案事項の一つだった。ここまで1カ月以上運良く雨に会わずに済んできたがついにこの日が来てしまった。

 

普段は電動アシスト付きの自転車で送っているのだが、雨が降った時は、抱っこひもで行くことも考えていた。どっちがより濡れずに楽に行けるか?とりあえず自転車で行ってみることにした。

 

事前に買っておいた、上下セパレートのカッパで身を固め、自転車に乗って送って行った。保育園に着いてしまえば屋根伝いに濡れないで教室まで行けること。荷物は蓋付の自転車のカゴに入れてしまえばかなりの雨でも濡らさず運べる事、ヒロトも同じでカバーをしていれば濡れずに保育園まで行ける事がわかった。

 

自分も気合を入れて買ったレインウェアのおかげで衣服を濡らさず帰っては来れた。問題は、暑さである。この時期でこれだけ暑いのだから、真夏になったら大変だ。

自分の

昨日保育園に送っていくと、「今日は朝ホールで遊ぶのでお支度が終わったら、室内用の靴に履き替えてホールに来てください」と言われた。

教室に行くと、別の先生がまだ来ていない子の靴を並べて待っていた。

 

ヒロトの靴はどれかな?」と言いながら3人で探す。確かおさがりで貰ったブルーっぽいのだったような。ヒロトはさっきから茶色の靴を離さない。

「ヒロ君の探してごらん」と私、先生は1足1足名前をチェック。でも見つからない。「あれ??」最後にヒロト君の持ってる茶色の靴の名前を見てみると、なんとヒロト君の名前がありました。知らなかったのはパパの方。何となく自慢気なヒロトと先生。

 

ヒロト君はとっくに自分の靴を知っていたんです。またまた成長を感じた私でした。

 

ただその後ホールに行って更に感心する出来事が。既にホールにいる子達は車のおもちゃに乗って遊んでいたのだが、そのうち一人の女の子が我々を見つけるなり車を降りてまだ誰も使ってない別の車の方へ。その車のイスを激しく指差すのだ。どうやら「この車で遊んで」と言っているのだ。その仕草の可愛らしさと、優しさのようなものに触れ軽い感動を覚えてしまった。

 

しかも実はその子は耳が聞こえないのだ。「耳が聞こえない子なのに」とか、そう言った見方をするのがいけない事なのはわかるけど、やっぱりそう思ってしまった。ヒロトには心のバリアフリーな子に育って欲しいと思った。そういう環境があるのだから。

 

お友達

ヒロト君は、保育園で会う同じ年のお友達には全く興味がない。同じ1歳でも特に月齢が上の子は結構お友達を意識している。まだヒロト君がお別れのタイミングで泣いていた頃など、気の利く子は、お気に入りの電車の本を持って来てくれたり、頭を撫でてくれたりするのだか、ヒロトは完全に無視。なんてひどい事をするのかと思ったものだった。

 

ところがここ1日2日で様子が変わって来た。僕が保育園に送っていくと、他の気の利く子たちは、私の事を歓迎してくれる。その子たちとハイタッチするのが日課なのだが、その輪の中にヒロトが参加するようになったのだ。

 

ここ2日ばかりは、お友達は私とハイタッチした後ヒロトとハイタッチするという光景が繰り返されている。しかも今日はハイタッチできなかった子の所へ行ってヒロト君自らお友達に握手を求めた。

 

ヒロト君はまだ恐らくその子たちの事をお友達と認識しているわけではないと思う。でも同年代の子供たちを意識し始めそれを行動に移し始めた。きっと兄弟がいれば普通に出来る事なんだろう。保育園に通っていて良かった事の一つかもしれない。

おはよう

保育園では毎朝園長先生が正門のところでみんなを出迎える。今日もいつものように、正門のとこま行くと園長先生がおはようございますと私に、その後ヒロト君におはようと話しかけた。するとヒロト君はおはようと言いながら頭をぺこりとさげたのだ。凄い。おはようが挨拶だってわかったのだ。

 

さらに驚いたのは、教室の入り口での事。何時もならドアを開けるが大好きなヒロトはドアまで一目散、直ぐにドアを開けるはずが、ドアの前でいきなり座り込んで靴を脱ぎ始めたのだ。

えーっ、こんな事出来たのって感じでビックリ‼️家ではいつも靴は僕が脱がせていて、自分でやらせた事が無かった。これは明らかに保育園効果なんだなあと思った本日でした。

もう少し寝てて

月曜は朝5:30に起こされてしまった。うちの場合奥さんが先に仕事に行くので毎朝5:30頃おきている。僕とヒロト君は7:00に起きれば間に合うのだが、月曜は奥さんが起きて部屋から出て行った瞬間に烈火の如く大泣き。さすがに奥様も戻ってきて寝かせたのだが、部屋から出て行くと目も開けてないのにまたまた大泣き。いったい何処にセンサーがあるのだろう。じゃあ、いつもママがいないとダメかと言うと普段はパパかママどちらかいれば全然問題がない。その日だってママが出掛けて行く時は、普通に手を振って見送るのだ。気になるのは、そんな風に無意識に不安と言うか淋しさのようなものを、1歳から保育園に通わせているせいで感じているのかもしれないということ。そういった事がある度に保育園に入れた事が良かったのか考えてしまう。本人にとって明らかにマイナスになるなら直ぐにでも保育園はやめようと思っている。でも今のところ明らかにマイナスとも思えないし。とにかく毎日の変化を感じ取れるようしっかりヒロトくんのことを観察しよう。あと休みの日はなるべくたくさん遊んであげよう思っている。

イヤイヤ期

うちのヒロト君は、あんよも言葉も早い方ではなかったのにイヤイヤ期だけは、早いうちから始まった。恐らく3月頃からなので1さいと5カ月ぐらいから始まったことになる。

このイヤイヤ期という言葉つい最近まで知らなかった。昔は第一次反抗期と言われていたものらしい。こちらの言葉なら知っている。それがこの時期の子供は別に反抗している訳ではないという児童心理学か何かの影響でこの言い方に変わったらしい。

さらに最近ではこのイヤイヤ期という言い方が何か否定的なネガティブな言い方なのでこれを改めるべきという意見もあるらしい。

ただ、今のヒロト君を見る限り、まさにイヤイヤ期そのものだ。何かと言っては首を振り、イヤイヤ。時には物を投げたり、噛んで来たり、自分のほっぺを叩いたりする。

とくに保育園に慣れて来た、今月初旬ぐらいから酷くなった。数秒で機嫌が一気に変わるので、時にビックリしてしまうほどた。

 

最近できるようになった事

金曜日に出た熱は土曜の朝にはすっかり下がった。金曜日に保育園を休むと、月曜は少しだけ大変だ。シーツを持って行ってバスタオルと一緒にお昼寝用の布団にセットしなければならない。

 

ヒロトは、毎日のように出来ることが増えている。先週から保育園でお別れのタイミングでバイバイが出来るようになったし、昨日ぐらいからはウェットティッシュで顔や手を拭くようになった。もちろん上手く拭ける訳では無いのだが。そしてもう一つは、挨拶のタイミングで頭をさげること。「こんにちは」などはもう2週間前ぐらいから出来ていたのだが、最近は他の挨拶や「ごめんなさい」の時にも頭をさげるようになった。昨日起きたらヒロトは携帯に頭を下げている。少しして意味がわかった。

以下がその時行われていた事だ。

 

朝起きるとヒロト携帯に直行→ホームボタンを長押し→Siriが立ち上がる→何かわからない事を喋る→Siriが「すいません、よく聞き取れませんでした」→このすいませんに反応してどうやらSiriに頭を下げているのだ。

 

でもこれって結構凄い。

普段見ているしまじろうのDVDなら画面の中のキャラクターがペコリとしているが、今回は映像もないのに、「すいません」という言葉をちゃんと謝罪の言葉だと理解している。

意外とわかってるんだよね。